発達障害とプレイバックシアター

プレイバックシアターは、観客や参加者が自分の体験したできごとを語り、それをその場ですぐに即興劇として演じる(プレイバックする)独創的な即興演劇です。元来は治療を目指したものではありませんが、治療的な効果がしばしば見込まれます。プレイバックシアター体験者からの感想として、
・相手の立場に立って物事を考え、想像する力が高まった。
・自分の深い思いや、悩んでいることを他の人に共感してもらえた。
・自分とは異なる立場から役を演じてもらえることで、他者への理解が深まった。
などが挙げられています。
 また、テラー(自分のことを語る役)をすることは、カタルシスのような心理的効果があるとともに、場を共有する他者との連帯感を経験する機会になるとも言われています。これらのことから他者との関係構築が不得手な発達障害者の方にとってプレイバックシアターを経験することは有意義であると考えられます。 (M)

 

※発達障害についてスタッフが書いた文章を載せていきます。

2021年03月02日